種田将嗣准教授がこれまで共同研究を行ってきたケニス株式会社(大久保千弘センター長*1)と連携し、奈良学園中学校・高等学校の生徒を対象としたセミナーを7月23日(木)にみらい教育共創館にて実施しました。
本セミナーは、スーパーサイエンスハイスクール*2(SSH)事業の一環である「奈良学ゼミ*3」への協力として実施され、中学1年生を中心とした生徒15人と引率教員2人が参加しました。
当日はケニス株式会社と合同で企画・立案し、種田准教授が90分、大久保センター長が30分を担当しました。
種田准教授はケニス株式会社との共同研究*4に関連して、その内容や成果を分かりやすく伝えるとともに、中学校理科で学ぶ光の三原色に関する実験へと繋ぎました。実験では、2人1組で白色LEDの光源に青・赤・緑のセロハンを貼り付け、3色の光源としました。そして、各色の光を混ぜて何色に見えるか、白色光を水槽の角で二回屈折させるとどのように見えるか、光と色の三原色はなぜ異なるのだろうか、色鉛筆で青・赤・緑に色分けしたコマをまわすと何色に見えるか、赤鉛筆と黄色の蛍光ペンで書いた絵に3色の光をあてるとどう見えるだろうかなど、生徒の疑問を引き出しながら実験しました。生徒たちは、微妙な色合いを言葉で表現しながら取り組みました。
大久保センター長は、教材メーカーの産学協力について発表した後、みらい教育共創館内の施設見学を行いました。ケニス株式会社の研究室内では、レーザーカッターの実演を行いました。その他、水飲み鳥、水の中で見えなくなる不思議な玉、手のひらに乗せると曲がる不思議な紙を紹介し、その仕組みについて解説しました。生徒や引率教員は、テーブルの上で起こる現象を、身を乗り出して観察していました。また、本学との共同研究で開発した試験管立てについても紹介しました。
*1 大久保千弘センター長…本学みらい教育共創館のオープンラボに入居しているケニスみらい科学教育創造センター
*2 スーパーサイエンスハイスクール…未来を担う科学技術系人材を育てることをねらいとして、理数系教育の充実をはかる取り組み
*3 奈良学ゼミ… 学校法人奈良学園において中学生を含む全学年を対象として、生徒の科学への興味の裾野を広げるため、研究所や企業、大学等に訪問して体験的に学ぶ活動
*4 ケニス株式会社との共同研究…共同研究の内容は、オンラインでの実験教材やそれを利用して家庭での実験機器として用いることができる、割れないガラスとしてのプラスチック素材を用いた製品開発

ケニス株式会社との共同研究について紹介する種田准教授

三原色に関する実験を行う様子

実験の準備をする様子

ケニス株式会社の研究室内の様子
(理科教育部門)