大阪商工会議所及び関係企業との産学連携の推進と教育の高度化に向けた意見交換会を7月22日(水)にみらい教育共創館にて開催しました。
今年度のテーマは「企業から見た教育イノベーション、そのための人材育成への展望2026」です。
まず、はじめに参加企業から事業内容の紹介が行われ、その後、本学理数情報教育系の中村航平講師より「アントレプレナーシップ概論」の授業紹介がありました。中村講師からは「IT企業への就職者が増加する中、学生には自らビジネスを展開する力が求められています。教育学部の強みを生かし、教育を軸としたビジネスを創出できる人材の育成をめざしたいです」との趣旨説明がありました。
続いて、参加企業と本学教育協働学科2回生との意見交換を実施しました。22人(3専攻7コース)の学生が4つのグループに分かれ、計2社の企業担当者と限られた時間の中で議論を交わしました。
その後、参加企業と本学役職員との意見交換を行い、学生との対話を通じて得られた感想や本学への提言をいただきました。Edv Future株式会社 マーケティングストラテジストの池上有里氏は「今後のサービス拡大に資する多様な意見を収集することができました。また、中高生段階で活発に行われている探究学習やキャリア教育の流れを、大学生活の中で途切れさせないことの重要性を改めて認識しました」とコメントしました。Classmate株式会社 代表取締役社長の井坂浩章氏からは「オンライン留学に対する肯定的な学生の意見が多くみられました。費用面などの理由で留学が難しい学生にとって、オンラインで異文化に触れる機会が有益であるとの声は大きな励みとなりました」との感想が寄せられました。MP-Strategy合同会社 代表の目黒充明氏は「学生と『理想の授業』をテーマに意見交換を行うことができました。教員が一方的に授業を行うのではなく、学生が主体的に考え、学生同士や教員と積極的にコミュニケーションを取りながら学べる授業が理想であるという意見が多く挙がりました。こうした対話を通じて、今後は探究型の学びがますます重要になると感じました」とコメントしました。OPI株式会社 事業推進本部 新領域開拓課長の小松洋介氏は「新規事業の立ち上げに向けて、学生から製品開発の参考となる貴重な意見を得ることができました」と振り返りました。
最後に、大阪商工会議所 産業部長の西田昌弘氏より、産業界と大学の連携による人材育成の現状と課題について「産業人材に求められる資質・能力は企業によって異なるため、大学が一律に育成することは難しいです。また、中学校・高等学校・大学においてアントレプレナーシップ教育が急速に広がる一方で、教育段階間の接続が十分ではない可能性があります。大学と産業界が閉じた議論にとどまるのではなく、相互に連携しながら実践の場を設けることが重要です」と提言がありました。
参加企業・団体名一覧(五十音順)
Edv Future株式会社、MP-Strategy合同会社、大阪商工会議所、OPI株式会社、Classmate株式会社、経済産業省 近畿経済産業局(オブザーバー参加)

アントレプレナーシップ概論の授業紹介を行う中村講師

参加企業(Edv Future株式会社)と学生との意見交換の様子

参加企業(Classmate株式会社)と学生との意見交換の様子

参加企業と本学との意見交換の様子
(総務課)