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2021.07.28

附属高等学校天王寺校舎の教員がバイテク情報普及会「高校生科学教育大賞」審査員特別賞を受賞

高校生の植物バイオテクノロジーと持続可能な農業への理解促進につながる科学教育活動への支援を行う「高校生科学教育大賞」(主催:バイテク情報普及会)において,附属高等学校天王寺校舎の井村有里教諭の高校生を対象とした授業開発研究が審査員特別賞を受賞しました。
 バイテク情報普及会(英名:Council for Biotechnology Information Japan,CBI Japan)は,生徒自身または一般消費者の「持続可能な農業」や「植物バイオテクノロジー」への理解が促進されるような,実現可能で具体的な研究やサイエンスコミュニケーション活動を支援する目的で同賞を設立し,第5回となる本年は,最優秀賞1校,優秀賞2校,審査員特別賞2校が選ばれました。
 井村教諭は,次代を担う理数教育に指導的役割を果たすことのできる人材を養成するため,本学,大阪府教育委員会,研究重点大学の3者が連携し実施している「高度理系教員養成プログラム」の卒業生でもあり,その経験を活かし,本学の理数情報教育系 鈴木剛教授(育種学,遺伝,ゲノム動態),附属校高等学校天王寺校舎 森中敏行教諭,木内葉子教諭,平野校舎 岡本圭史教諭らと連携・協働し,「シロイヌナズナを用いた高等学校生物『花の形態形成』単元の授業開発」の計画を考案しました。
 井村教諭は「花の形態形成に関わる遺伝子の機能欠損変異体の花器官の構造は,写真や図では理解していても,実際に分解して観察するとその不思議な構造に衝撃を受けます。教科書の内容を『本物』を通して生徒達に理解させることができる授業を実践します」と意気込みを語りました。

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左から木内葉子教諭,井村有里教諭,森中敏行教諭

2021年7月28日掲載
(附属高等学校天王寺校舎)