夜間5年コースの学生らが手づくりのオンライン卒業式を挙行

　初等教育教員養成課程小学校教育専攻夜間5年コースの学生らが，学生だけで運営する手づくりのオンライン卒業式を，3月7日（日）に挙行しました。
　これは，有志の同コースの在学生で構成された実行委員会が企画・運営するもので，例年在学生やOB・OGが参加し，その年に卒業する5回生をコース全体で送り出すものです。今年度は，新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のためZoomとYouTube Liveを組み合わせたオンライン開催となり，約80名の学生が参加しました。
　当日は，5回生によるZoomへの入室を順番に行う「卒業生入場」，在学生代表学生による「開式の辞」，LINEで在学生と話しながら行う「感謝状贈呈」，在学生の感謝の気持ちを込めた「ビデオレター」，「送辞・答辞」など，多くのプログラムが全てオンライン上で執り行われました。
　式中に卒業生一人ひとりが大学での思い出を話す際には，Zoomの「コメントスクリーン」という機能を活用し，在学生からのチャットのコメントを画面上にリアルタイムで流す工夫を行いました。また，式中に流す式歌は，同コースのサークル「混声合唱団ア・コール」によるオンライン合唱を録音・編集したものを使用しました。さらには，Zoomでコミュニケーションを図りながら，クラウド上のPowerPointのスライドを使って感謝状を共同作成する「オンライン合同作業」を，当日までの準備期間に開催するなど，隅々までオンラインの利便性を活用しました。
　オンライン卒業式を企画・運営した実行委員会の委員長である同コース4回生の水野和奈さんは，「オンラインでも，例年の対面開催のプログラムを欠かすことなく行うこと，また卒業する先輩方の望みを叶えることができるように努めました。さらに，今までと同じものだけでなく，オンラインならではの工夫を行うことも意識しながら企画しました。当日は，夜間コースの温かい雰囲気や繋がりの強さを再確認できる式になったと思います」と語りました。

2021年3月31日掲載
（初等教育課程）