グローバル教育の学生がまちづくりを提案し、柏原市から感謝状を授与

2025.10.24New

グローバル教育の学生がまちづくりを提案し、柏原市から感謝状を授与

 教育協働学科グローバル教育専攻の学生が、柏原市のまちづくりに関する提案を行い、同市の冨宅正浩市長から今後の発展に繋がる提案を行ったとして感謝状が授与されました。

 この提案は、多文化教育系の井上直子教授が担当する授業「多文化フィールドワーク」の一環で、平成20年度に同市と締結した包括連携協定に基づき、本学キャンパスがある柏原市をさまざまな角度から検討し、まちづくりについて考える取り組みとして行われたものです。

 令和元年度から始まり、7年目を迎えた今回は、外国人居住者との協働をテーマに、同市の協力のもとプレゼンテーション形式で提案を行いました。7月14日(月)には川端隆史副市長に授業に参加していただき、7月23日(水)には、冨宅市長も授業に参加していただき、学生の提案にコメントをいただきました。

 また、感謝状を授与された井上教授と学生は、7月28日(月)に岡本幾子学長を表敬訪問し、授業で学んだことや感謝状授与に至る経緯を報告しました。

 授業に参加した多文化リテラシーコースのトウカエイさんは「この授業を通して、多くのことを学びました。特にチームワークに関して、クラスメートみんながたくさんのアイディアを出し合い、良い提案をまとめることができました。また、ほかの班の発表も非常に魅力的で、参考にしたい提案が多数ありました。日本人と外国人の共生について、考えがより深くなりました」と述べ、同コースの近田彩里さんは「この授業は、大阪教育大学が位置する柏原市の課題に対して、私たち学生が施策を提案する実践的な授業でした。特に貴重だったのは、本学に在学する外国人留学生や、柏原市に寮を持つ南大阪国際語学学校の学生の方々から、当事者としての率直なご意見を伺えたことです。机上の学習だけでは得られない生の声を聞くことができ、外国人住民支援の施策を考える上で大きな学びとなりました。また、柏原市役所の皆さまからは、課題に関連する内容だけでなく、大阪・関西万博への参加や『亀の瀬』をはじめとする観光資源についても丁寧にご紹介いただきました。お話を伺う中で、柏原市をこれまで以上に身近に感じることができ、地域に対する理解と親しみを一層深めることができました」と感想を述べました。


感謝状授与記念撮影(左から井上教授、トウさん、近田さん、冨宅市長)
感謝状授与の記念撮影(左から井上教授、トウさん、近田さん、冨宅市長)

表敬訪問の記念撮影(左から井上教授、近田さん、トウさん、岡本学長)
表敬訪問の記念撮影(左から井上教授、近田さん、トウさん、岡本学長)


(学術連携課)