向井康比己名誉教授の研究に携わったインドの研究者が本学学長を表敬訪問

2026.10.06New

向井康比己名誉教授の研究に携わったインドの研究者が本学学長を表敬訪問

 向井康比己名誉教授の研究に携わった研究者1人を含むインドの研究者4人が9月9日(水)に柏原キャンパスを訪れ、学長表敬訪問を行いました。表敬訪問には、向井名誉教授も同席しました。

 今回来訪したのは、Utkarsha Lekhak博士(The Institute of Science, Dr. Homi Bhabha State University, Mumbai)、Manoj Lekhak博士(Department of Botany, Shivaji University, Kolhapur)、Manoj Lekhak博士の研究室に所属するRupali Chougule博士研究員、Akanksha Jeswani博士課程学生の4人です。

 Utkarsha博士は、生化学を基盤に、環境バイオテクノロジー、バイオレメディエーション、ナノバイオテクノロジー、植物化学などの研究に取り組んでおり、染料などの環境汚染物質の微生物による分解や、植物資源を利用したナノ材料の開発など、生命科学と環境科学を結びつけた研究を進めています。

 一方、Manoj博士は植物分類学・系統学、細胞遺伝学を専門とし、インド西ガーツ地域をはじめとする植物多様性や植物の染色体に関する研究を行っています。また、Manoj博士は2019年に半年間DST-JSPS Post-Doctoral Fellow(*)として本学で向井名誉教授の研究に携わった経験があり、今回の訪問は、これまで築いてきた研究交流をさらに深める機会となりました。

 表敬訪問では、それぞれの研究内容やこれまでの交流について紹介するとともに、植物、環境、染料、生命科学をキーワードとした今後の研究交流について懇談しました。岡本幾子学長が取り組んできた植物染料・色彩に関する研究と、Utkarsha博士の染料の環境影響や微生物分解に関する研究は、「染料」を共通のテーマとして、新たな学際的研究につながる可能性があることが話題となりました。

 また、向井名誉教授が長年取り組んできた細胞遺伝学研究と国際的な研究交流の実績を背景に、若手研究者とのつながりも広がりました。

 同席した向井名誉教授は「今回の交流を契機として、植物科学や環境科学などの研究成果を教育に生かし、将来の教師を目指す学生が国際的な研究や多様な科学的視点に触れる機会へと発展することが期待されます」とコメントしました。

*DST-JSPS Post-Doctoral Fellow…インド科学技術省と日本学術振興会の研究者交流事業により、日本の大学・研究機関で研究活動に従事する博士号取得後の研究者



Manoj博士とUtkarsha博士


懇談の様子


表敬訪問したインドの研究者ら(右から岡本学長、Rupali博士研究員、Manoj博士、Utkarsha博士、Akanksha博士課程学生、向井名誉教授)

(広報室)