教育協働学科教育コミュニティ支援専攻芸術表現コース(音楽分野)および芸術表現専攻音楽表現コースの学生で構成するウインドオーケストラによるスペシャルコンサートを、ザ・シンフォニーホールで9月14日(月)に開催しました。Osaka Shion Wind Orchestraサクソフォン奏者の本学非常勤講師井澤裕介氏がコンサートマスターを務め、客演指揮・奏者として全国各地の大学の管楽器教員10人と、管・打楽器を専攻する学生34人が参加しました。
コンサートは、バーンスタイン作曲のスピーディーで活気あふれる『キャンディード序曲』で開幕し、吹奏楽の多彩な音色が詰まったホルスト作曲『吹奏楽のための第二組曲』、葛飾北斎の版画「富嶽三十六景」を音楽的に表現した真島俊夫作曲『富士山』が演奏されました。
第二部では、スペシャルゲストとして人気作曲家のコーニッシュ氏とNHK交響楽団首席クラリネット奏者の松本健司氏が登場。コーニッシュ氏が松本氏と本学ウインドオーケストラのために毎年1楽章ずつ作曲してきた『流響のロワール』が第4楽章をもってついに完結し、世界初演となる第4楽章を含む全楽章が作曲者自身の指揮で披露されました。演奏に先立つインタビューで、コーニッシュ氏は「第4楽章はロワール川が氾濫を起こし、全て飲み込まれてしまいます。でもそこから草木が芽吹くように、必ず再生が起こります。同じように、人は誤ったこともしてしまうけれど、未来に向かってまた希望を持って歩んでいけるということを表現しました」と語りました。また、松本氏は曲の魅力について尋ねられ、「川がテーマなので、川を下っていくにつれて風景が変わっていく、そういう変化が魅力だと思います」と話しました。演奏を終えると二人は固く握手し、観客から大きな拍手が贈られました。続けてコーニッシュ氏が音楽を手がけたNetFlixのアニメ映画『超かぐや姫!』の吹奏楽メドレーが演奏されました。
第三部は、ヴィクトル・ユゴーの小説を原作とするミュージカルの楽曲を凝縮したシェーンベルク作曲『レ・ミゼラブル』を演奏した後、イタリア・ローマの古代から現代までの歴史や風景を幻想的に描き出したレスピーギ作曲『ローマの松』で締めくくりました。
『吹奏楽のための第二組曲』の演奏(指揮:倉橋 健・沖縄県立芸術大学教授)
松本氏のクラリネットが美しく響く『流響のロワール』
『ローマの松』の演奏(指揮:神代 修・大阪教育大学教授)