本学科学教育センターの仲矢史雄特任准教授が日本科学教育学会科学教育実践賞に輝き，9月14日（日）に日本科学教育学会第38年会（於：埼玉大学）で表彰されました。この賞は，同学会の会員を対象に実践研究に関する顕著な業績や功績に対して贈られます。仲矢特任准教授は，宮城県気仙沼市を中心とした東日本大震災の被災地での理科実験や天体観測等の科学教育ボランティアによる復興支援が評価されました。 仲矢特任准教授は「苛烈な状況下で受け入れられるのかとの思いもありましたが，久々の科学体験に子どもはもちろん，大人も歓声を上げ，懐から亡くなった子どもの写真を取り出し，『これが土星の環だよ』と語りかける母親の姿も見られました」と活動の様子を語りました。受賞については「現地の他のボランティアの方々を思い出すにつけて，もっと表彰にふさわしい方がいるのに，というのが正直な思いですが，現地での取り組みからそれをまとめた研究論文発表までの一連の活動が評価されたと思っています」と謙虚に感想を述べました。
[左写真]日本科学教育学会表彰式[右写真]科学教育ボランティア活動での仲矢准教授（写真左）
（総務企画課）