トピックスバックナンバー（2011年～2020年）

　本学附属学校園に電子黒板及び遠隔授業システムを導入しました。これは，現在推進している京阪奈三教育大学連携推進事業の一環として，附属学校園の「教育の情報化」の推進，教科指導におけるICT（Information and Communication Technology ＝ 情報通信技術）活用を図ることにより，情報教育の体系的な推進を実践し，教員のICT活用指導力の向上を目的としたものです。
　電子黒板は，附属小・中学校6校に設置しました。各学校の教育特色を考慮し，附属天王寺小学校，附属池田小学校，附属池田中学校では70インチタッチディスプレイ型，その他の学校では超短焦点プロジェクター型の電子黒板を設置し，操作用パソコン，書画カメラを加えたシステムとしました。
　また，遠隔授業システムは，全附属学校園の各1教室に導入しました。双方向ビデオ会議システムと電子黒板を備えたもので，大学との双方向授業の実施や，大学と連携した授業手法・授業内容の実証的な開発，体系化研究の実施などが可能です。また，附属学校園間で連携して，高度なICTスキルを備えた教員の養成や，ICTを活用した授業開発及び教材開発などが可能になります。
　附属小・中学校では，授業における電子黒板の活用及び研究を進めており，今後，授業のICT化が推進され，教員のICT活用指導力の向上が期待されます。一方，電子黒板を活用する附属学校で教育実習を受ける学生に対しては，今後ますますのICT能力の向上が求められることから，遠隔授業システムの活用を含めた，大学と附属学校園の多様な連携が重要となります。

（附属学校課）