大阪府堺市教育委員会と大阪教育大学との拡大連携協議会が9月17日（金），柏原キャンパスで開かれました。この協議会は，本学と堺市教育委員会との連携・協力の積極的な推進を目的としたもので，今回が初めての会合です。本学からは長尾彰夫学長をはじめ6人が出席し，堺市からは芝村巧教育長はじめ7人が出席しました。 協議会では，教員採用の状況，小・中学校両方の教員免許をもった人材の育成，教育実習をはじめとする教員養成に関する課題，堺市における学校改革，本学の免許状更新講習および10年経験者研修などに関する連携協力，現職教員の夜間大学院研修への受け入れなどについて協議されました。
中でも，堺市が学校改革の一環として実施している独自の学力実態調査（堺市「子どもが伸びる」学びの診断）や，小中一貫教育（9年間一貫性のある学習指導・生徒指導）等の事業などについて注目が集まりました。また，平成22年度から教員人事権が大阪府から移行され独自採用になったことを受け，3年間の「初任者・発展研修」「OJT活性化研究」「リーダー教員育成教科等研究」など堺市が「教師が育つ堺・教師が育つ学校」を掲げて進めている学校現場での教員の資質向上の取り組みや，4期を迎えた「堺・教師ゆめ塾」のほか，学校インターンシップとスクール・サポーター制度の教育委員会との連携協力について活発な情報交換が行われました。
（企画課広報室）