はじめして。私は,短期大学を卒業後,教員として働き,昨年の4月から長期自主研修という制度を利用して教職大学院で学んでます。今回は,そんな私の経験を紹介させていただきます。
【短大卒業から教職大学院入学へ】
短期大学卒業でも教職大学院に入学できる方法があります。私は,個別の入学資格審査を受けました。個別の入学資格審査は書類を提出し大学を卒業した者と同等以上の学力があると認められた場合に出願できるというものです。私は,この方法で受験しましたが,1種免許状を取得している場合は,入学資格審査を受けなくても出願資格できる場合があります。私の場合,出願時にはまだ2種免許しか持っていませんでしたが,大学院卒業後専修免許を所得したかったので免許法認定講習の受講と放送大学で単位を取り,1種免許を取得しました。
私は,現職教員という経験を活かせると思ったため,上記の方法を取りましたが,他にも方法があると思いますので詳しくは入試課へのお問い合わせをおすすめします。
【現職教員から学びたいという思いの芽生え】
現場での実践を積むにつれて,免許法認定講習やその他の研修からの学びと経験とが一致することが多くなり,学びの中に子どもたちの姿が見えるようになってきました。学ぶことで謎が解けたというか,心がすっきりしたというか,そういう瞬間がありました。その頃から学ぶことの必要性と喜びを感じるようになり,いつか大学院で学んでみたいという目標を持つようになりました。
【長期自主研修の利用】
校長先生から長期自主研修の制度があるということを教えてもらっていましたが,研修期間中は休職という立場でお給料がでないという状況からなかなか大学院へ通う勇気を持てずにいました。しかし,校長先生から「学びたいと思ったときが学ぶときちゃうか」と背中を押していただき,踏み切れずにいた目標に向かう決意を固め今に至ります。
令和3年度連合教職大学院パンフレットより抜粋
【1年を終えて】
教職大学院に入学してもうすぐ1年が経ちます。現職教員が教職大学院で学ぶ良い点は,今までの経験と理論とを結び付け,新たな見方や考え方を加え現場に戻り実践することができることです。あと1年しっかり自分の経験と理論を融合させ新たな視点を加えてパワーアップしたいと思います。
私にとって本当に勇気のいる決断でしたが,思い切ってやりたいことをやる!という決断をして本当に良かったです。
教育実践力コース(教育・心理領域)川上真由紀