11月29日(金)15~17時,天王寺キャンパス西館ホールにおいて,大阪市教員養成協働研究講座主催「防災教育に関する研修」を実施し,本学大学教職員,附属学校教員,学生にご参加いただきました。
当研修は,大阪市教育センターによる教職員地域研修(4ブロック合同)としても実施され,多数の大阪市立学校園の教職員にご参加いただきました。
当研修で講師をしていただいた,多賀城市教育委員会の麻生川敦教育長は,平成23年3月11日に発生した東日本大震災発生時,南三陸町立戸倉小学校の校長として,児童や教職員への避難指示を行った経験をお持ちです。
本学連合教職大学院が平成28年度から今年度まで実施した,学校実習における特別プログラムにおける実習先として,宮城県富谷市教育委員会でお世話になったことをきっかけに,大阪市の教員や本学教職院,学生にもぜひ聞いてもらいたいと企画されました。
当時を振り返って,災害発生時の避難指示の判断の実施や考えられたこと,今後の災害に対する備え方,危機管理意識の向上について,参加者に向けてお話しいただきました。
参加者からは「聞いていて何度も胸が締めつけられる思いになったが,実際に起こったことだけでなく,その時に迷ったこと,必要だと感じたことまでお話しくださったことで,今後の糧にしていきたいと強く思った。」「自分ならどうしただろうと考えると,今の自分の危機管理に対する考えの甘さを痛感した。何を一番大切に考えるか?自分の判断も重要ですが,どれだけたくさんの人とつながり信頼を築けていけるかが大切だと思った。」などのご感想をいただきました。