令和元年度日本教育大学協会研究集会で教員・修了生が発表

2019/10/18
研究活動
令和元年度日本教育大学協会研究集会で教員・修了生が発表

 10月5日(土)岡山大学において,令和元年度日本教育大学協会研究集会が開催され,本学教職大学院の教員や修了生が多数発表を行いました。この研究集会は,教育者養成の理論と実際に関する調査研究等を発表し協議することによって,我が国の教育振興に寄与することを目的に開催されるものです。

 午前中の全体会の中では,パネルディスカッションが行われ,本学教職大学院の石川聡子教授が「学校インターンシップ導入と教育実習の制度改革による教職実践力の育成へ」というテーマで本学学部の実習制度改革について発表されました。

 午後は,複数の分科会に分かれて発表が行われ,本学教職大学院からは,3名の修了生が本学教職大学院の教員とともに,連合教職大学院での学校実習や実践課題研究の過程・成果を発表しました。


新家秀雄さん(教育実践コーディネートコース平成31年3月修了,茨木市教育センター 主査)
発表テーマ:外国語教育推進リーダーの校内研修支援に関する実践的研究―プロセスモデルの作成と活用を通して―

木原俊行教授とともに発表。


近藤利之さん(教育実践コーディネートコース平成31年3月修了,大阪府教育庁 指導主事)
発表テーマ:授業改善に関わる指導主事を支援するパッケージの開発―目標と指導と評価の一体化に関わる教員研修を題材として―
木原俊行教授とともに発表。


岩﨑千佳さん(教育実践コーディネートコース平成31年3月修了,大阪教育大学附属平野小学校 主幹教諭)
発表テーマ:創造的実践力の評価の視点と方法の開発―「未来そうぞう科」の実践を通したモデルの作成―

 本学教職大学院の教員では,田中滿公子特任教授が「教師のライフコースの実践的研究―共に学び,共に育つ―」というテーマで,自らのライフコースの事例をもとに実施した他の教育研究者・教育実践者との研究を取り上げ,本発表で更に考察を深めて発表を行われました。

 また,実務家教員が長年培った実践知(経験知)を教材化する取り組みについて,「学校実践知の教材開発プロジェクト―実務家教員による教材作成―」というテーマで,本学教職教育研究センター・和田良彦教授と本学教職大学院・糸井川孝之教授が発表されました。

 その他,本学からは,教職教育研究センター・島﨑英夫教授による「教員養成とへき地・小規模校実習―響働実習の始動―」,科学教育センター・片桐昌直教授他による「コア・サイエンス・ティーチャー養成事業の海外展開としてのEDU-PORT事業」という発表や,教育協働学科健康安全科学講座(学校危機メンタルサポートセンター兼担)・後藤健介准教授他による「安全・防災教育プログラムの開発プロジェクト(第5報)―HATOプロジェクトデジタル教材の普及システムについて―」というテーマでのポスターセッションもあり,それぞれ参加者の方と意見交換を行っていました。