「エビデンスベースの学校改革」の集中講義を実施

2021/09/24
授業内容研究活動連携事業
「エビデンスベースの学校改革」の集中講義を実施
天王寺キャンパスで開講されるスクールリーダーシップコース科目「エビデンスベースの学校改革」は,「エビデンスベースの考え方を用いて学校改革に対する職員の意識改革を進め学校改善を継続的に推進する」ことを目指してR3年度も5月よりスタートし,7月までに第2回目までの授業が終了しています。今回は,8月の集中講義をご紹介します。

◆第3回目の授業は,8月16日(月)13:15~17:00 対面からZoomに変更して実施しました。  
1. 学校改革に向けたデータに基づくPDCAサイクル
2. 学校改革を促進する教職員間のコミュニケーション
3. 1学期の振り返りと2学期以降の計画作成


◆第4回目の授業は,8月20日(金) 9:00~12:45 こちらもZoomにて実施しました。
1. 学校改革のための全国学力・学習状況調査の活用
2. 学校改革のための学校評価(特に学校関係者評価)の活用
3. 学校改革を推進するための校内研修の方法


 この授業科目・プログラムの受講者は全員が学校や教育委員会等で働く現職教員・指導主事です。学校が夏季休暇に入り,ちょうど学校業務も一段落したところで皆さんに学んでいただきました。両日とも3時間45分の長時間の授業でしたが,皆さん熱心に受けられていました。それぞれの学校をイメージしながら学びますので,明日からでも早速取り入れて考えることができますし,考え方の方向性を学びながら自校に合わせて考えられますので,時間のたつのも忘れるほど集中されていました。

 今回は特に「学校改革を促進する教職員間のコミュニケーション」の部分で,全員が研究内容を理解し推進することの難しさをグループディスカッションでは議論されていました。さらに,「学校改革のための学校評価(特に学校関係者評価)の活用」では,「教員では知らなかったことがある」「や形骸化していないか」との鋭い意見や,「評価を受け止めて地域と共に子どものための学校作りとは」といった意見も出ていました。この8月の授業が2学期に活かせるよう進めていってほしいと思います。