在学生も,修了生も,大学教員も,四小LABO!

2022/09/26
研究活動院生活動その他
在学生も,修了生も,大学教員も,四小LABO!

 大東市立四条小学校の教員で本学教職大学院修了生の阪下真美先生から,『四小LABO』についてお話を伺いましたのでご紹介します。

 『四小LABO』は四条小学校の先生方が,毎月テーマを決めて開く自主研修会で,7月は阪下先生が担当となり「対話型模擬授業検討会」を実施しました。
 普段は四条小学校職員の先生方が行う『四小LABO』ですが,今回はそこに四条小学校で学校実習を行っている教職大学院在学生が加わり,さらに講師として本学教員の八田幸恵先生,鈴木真由子先生が参加しました。また,数名の教職大学院在学生がオンラインで参加しました。

 「対話型模擬授業検討会」では,まず,阪下先生と同じく四条小学校の教員で本学教職大学院修了生である毛利徳仁先生が授業者を担当し,小学校1年生の国語の授業を想定した模擬授業を行いました。
 その後,授業者である毛利先生と学習者(子ども)として授業を受けた参加者とで対話形式の検討会を行いました。


 検討会では,授業内で起きた事実,それぞれの立場より感じたこと・思ったことをもとに「対話」を行うことで,授業者と学習者の考え・気持ちのズレからの気づきを得ることができました。
 そして,このような「対話」から見えてくる気づきが,よりよい授業を作っていくための「本質的な諸相」へと繋がるのではないかと気づくことができました。


 参加された先生方からは,「学習者(子ども)として授業を受ける経験は日頃なかなかないので,それが新鮮で楽しかった」「授業者と学習者のズレというものは,日頃の授業でも常に生じてくるものだろうと思った」「対話型検討会では授業を受ける側の立場として考えたことや感じたことを言うので,普段の検討会に比べて意見が言いやすかった」といった声が聞かれました。

 また,今回の『四小LABO』を担当した阪下先生からは,「久しぶりの実施で不安もありましたが,先生方が自然と『学習者として感じたこと・思ったこと』をもとに対話を進めることができていたのが一番の驚きでした。それは四条小学校の先生たちが日頃より,子どもたちの思いに寄り添うことを大事にされていることの表れだと思います。」との感想をいただきました。