授業で構想した施策を教育委員会首席指導主事に講評をいただきました

 後期火曜日6限に開講されている「学校支援のための施策展開」は,スクールリーダーシップコースの教育委員会指導主事プログラムの授業科目の一つです。この授業のねらいは,教育委員会指導主事の立場から,管理下の学校の改革や改善に資する施策を構想するための力量を獲得することにあります。

 そのために院生は,
(1)学校を支援するための施策の動向を整理してあらましを捉える事
(2)学校支援のための施策を分析・評価する事
(3)学校を支援するための施策を構想し,それを文書化する事
の3つの活動に,個人やグループで取り組んできました。

 さらにこの過程で,実際に施策を打ち出して所管の学校で展開されている,大阪市教育委員会の樋口義雄首席指導主事を,これまで4度ゲストティーチャーにお迎えし,その実際を学ぶ活動にも取り組み,質疑応答や意見交換をしてきました。

 今回紹介する場面は,全15回の最終段階となる「各自が構想した施策の発表会」の様子です。各院生は,それぞれが所属する市町村の教育大綱や教育振興基本計画を分析し,それぞれの市町村でどのような課題があるかを追求します。そして,それを解決するための施策を構想していきます。その時に,自分が構想する施策に類似した施策をもとに予算を決めたり,施策の展開過程(全市展開までの計画)を考えたりします。発表した各自の施策は,院生同士で相互評価も行いました。

院生による施策の発表

院生による施策の発表

 そして,授業の最後に,これまで授業を見てきていただいた樋口首席指導主事に,院生が構想した施策について講評をいただきました。

教育委員会首席指導主事による評価

樋口首席指導主事による講評

 最後に,各院生が構想した施策をご紹介いたします。

・「世界規模で活躍できる力の育成」 
  ”サカイからセカイが見える”グローバルリーダー育成プログラム
・「コーディネーター配置による小中学校それぞれの課題解決と教員養成のための学校支援」
・『中央区とんぼりリバーウォークにぎわい事業』を発展させた中高連携の促進
  - あつまれ!とんぼりの川計画 -
・「探究的・教科横断的な学びの推進」
・『健康や体力を保持増進する力の育成
  ~望ましい運動習慣づくり~』
・「教員全体の安定した資質向上と人材不足の解消に向けて」
・「国際社会において生き抜く子どもの育成プラン」
  ~伝え合い 認め合い 未来を切り開く カラフルななにわの学び~

投稿者:   日時:11:03 | パーマリンク

【院生ブログ】令和2年度大阪教育大学学生プロデュース採択企画「あおぞら陶芸教室」について

 本年度,「令和2年度大阪教育大学学生プロデュース採択企画」として「あおぞら陶芸教室-陶芸教室から学ぶ図画工作-」を企画しました。
 このあおぞら陶芸教室は,参加した学生が「陶芸教室を通して創造性を養い,創ることを楽しむ心や陶芸制作における知識と技術を身に着けること」「実際に自分が作ったものを使うという過程から,工芸の文化への親しみを持ち,日常生活にある美術や工芸に関心を持つこと」「釉薬の色の変化や粘土の収縮率など,他の知識と関連させることで実技科目を活かした横断的な授業の可能性を考えること」に少しでもつながればいいなと思い,新型コロナウイルスへの感染対策を徹底して行ったうえで大学院生1名と学部生3名で実施しました。
あおぞら陶芸教室

 10月17日(土)は紐づくりによるコップ制作と自分の体を使ってのお皿制作とを行いました。簡単に陶芸について説明をしたあと,頭やひざ,腕など自分の体を使って型を取ったお皿づくりと紐づくりによるコップや器を制作しました。
10月17日の活動の様子

 10月31日(土)は簡単に釉薬の説明をした後に,800度で素焼きした作品に釉薬掛けや陶器用絵具を使って絵付けで装飾を施しました。
10月31日の活動の様子

 11月7日(土)には,参加者の学生たちが作品に込めた思いや意図をまとめて冊子にしたものを配布し,出来上がった作品の鑑賞と作品返却を行いました。また,最終日として,次年度以降の活動に活かすため,アンケートを実施しました。
アンケートの結果

 実施したアンケート結果では,「グループごとにもっと交流があればさらによくなる」という意見から,同じ机で活動する学生同士は言葉を交わす機会があったが,他のグループと交流する機会は少なかったと反省し,グループごとの交流を図ることができる工夫を考えていきたいと振り返りました。
 「先輩方(陶芸教室構成員)の作品や制作に関するものも見てみたい」というアンケート結果より,陶芸,図画工作の自由に創ることの可能性を指し示すことにおいても器以外の作品の紹介や,来年度の活動に含めても面白いと考え,今後検討していきたいと考えました。
 また,アンケートでは知識が身につかなかったという回答もあったことを真摯に受け止め,より分かりやすい資料やパワーポイント,動画を作っていく必要性を感じました。
 あおぞら陶芸教室は本来,学外の子どもに向けて実施を考えていました。しかし新型コロナウイルスの中で実施が難しいと判断し,今回は学内で将来教員を目指す学生たちに陶芸に親しむ機会を持ってもらいたいということで感染対策を徹底したうえで実施いたしました。もし,来年度学外での実施が可能であれば学外での実施を検討していきます。

 今回の活動の成果は,1月20日(水)にオンライン(Zoom)にて開催した令和2年度「学生プロデュース」報告会にて報告いたしました。報告会の様子は,学生の主体的な活動を支援する「学生主体セミナーに関する事業実施WG」の構成大学である京都教育大学,奈良教育大学にも配信しました。
 この報告会では,アンケートや振り返りを毎回の活動ごとに行う事で,より学びがより深まるのではないかとご意見をいただきました。来年度の活動で活かしていきたいと思います。
 また,他大学の報告会参加者からは,学生が窯の使い方を学べていない,窯で作品を焼く際に作品が手元を離れてしまうのはどうなのか,備前焼にしたら作品が手元を離れないのに,そのあたりの詰めが甘いのではというご意見もありました。大きな目的としては参加者が楽しむこと,知識・技術を身に着けること,美術や工芸に関心を持つこと,科目横断的な授業を考える手立てとすることでした。専門的な知識よりも,まずは触れてもらう事で学生に楽しさを感じてもらう事,興味を持ってもらう事に重点を置いていたため,今後どうするかは,構成員で振り返りを行い,来年度以降の活動にもいかしていきたいと思います。

投稿者:   日時:13:39 | パーマリンク

【院生ブログ】#短期大学卒業#現職教員#長期自主研修#1年を終えて

 はじめして。私は,短期大学を卒業後,教員として働き,昨年の4月から長期自主研修という制度を利用して教職大学院で学んでます。今回は,そんな私の経験を紹介させていただきます。

【短大卒業から教職大学院入学へ】
 短期大学卒業でも教職大学院に入学できる方法があります。私は,個別の入学資格審査を受けました。個別の入学資格審査は書類を提出し大学を卒業した者と同等以上の学力があると認められた場合に出願できるというものです。私は,この方法で受験しましたが,1種免許状を取得している場合は,入学資格審査を受けなくても出願資格できる場合があります。私の場合,出願時にはまだ2種免許しか持っていませんでしたが,大学院卒業後専修免許を所得したかったので免許法認定講習の受講と放送大学で単位を取り,1種免許を取得しました。
 私は,現職教員という経験を活かせると思ったため,上記の方法を取りましたが,他にも方法があると思いますので詳しくは入試課へのお問い合わせをおすすめします。

【現職教員から学びたいという思いの芽生え】
 現場での実践を積むにつれて,免許法認定講習やその他の研修からの学びと経験とが一致することが多くなり,学びの中に子どもたちの姿が見えるようになってきました。学ぶことで謎が解けたというか,心がすっきりしたというか,そういう瞬間がありました。その頃から学ぶことの必要性と喜びを感じるようになり,いつか大学院で学んでみたいという目標を持つようになりました。

【長期自主研修の利用】
 校長先生から長期自主研修の制度があるということを教えてもらっていましたが,研修期間中は休職という立場でお給料がでないという状況からなかなか大学院へ通う勇気を持てずにいました。しかし,校長先生から「学びたいと思ったときが学ぶときちゃうか」と背中を押していただき,踏み切れずにいた目標に向かう決意を固め今に至ります。

理論と実践の往還・融合

令和3年度連合教職大学院パンフレットより抜粋

【1年を終えて】
 教職大学院に入学してもうすぐ1年が経ちます。現職教員が教職大学院で学ぶ良い点は,今までの経験と理論とを結び付け,新たな見方や考え方を加え現場に戻り実践することができることです。あと1年しっかり自分の経験と理論を融合させ新たな視点を加えてパワーアップしたいと思います。
私にとって本当に勇気のいる決断でしたが,思い切ってやりたいことをやる!という決断をして本当に良かったです。

 
 

教育実践力コース(教育・心理領域)川上真由紀

投稿者:   日時:21:56 | パーマリンク

【院生ブログ】美術の活動を通した地域での活動 大阪教育大学院生と研究生によるグループ展

<2人展 2人3脚展 開催>
 令和2年12月9日(水)~12月14日(月)に大阪市内のIRORIMURA[89]画廊にて,連合教職大学院教育実践力コースの院生と大阪教育大学柏原キャンパスにてシルクスクリーンを学ぶ研究生とで,2人展「2人3脚展」を開催いたしました。
 画廊に訪れた人たちと交流をするなど,制作活動を通して地域の人たちと交流する機会となりました。作品について意見をいただいたり芸術に関する話をしたりと,開催した2人としてもとても良い経験となりました。また,同期間に研究生がUNKNOWN ASIA 2020 ONLINEにも参加していたことから,UNKNOWN ASIA のレビュワー,審査員の方も実際に訪れ作品に対してコメントをいただきました。
 今後の制作活動や美術教育の活動にもいかしていけるのではないかと感じました。
2人展 2人3脚展
 
<4人展 -season- 開催>
 令和3年1月11日(月)~1月17日(日)に天王寺のNanoGalleryにて連合教職大学院院生,教育学研究科院生,研究生2名で4人展-season-を開催いたしました。展示したのは岩崎仁美(教育学研究科院生),斎藤眞凜(絵画研究生),下野安由美(デザイン研究生),土居史佳(連合教職大学院院生)の4名です。
 絵画,シルクスクリーン,陶芸と表現方法の異なる4人がつくりあげる展示ということで,春夏秋冬4つの表情で1年を構成する四季に重ね合わせました。4人展もたくさんの方にお越しいただき,作品を通してギャラリーに立ち寄った方々と交流をすることができました。
 4人展を通して,他の表現方法への知識に触れる機会,芸術から地域社会と連携をどのように展開していくことが可能か深く考える機会となりました。
4人展 -season-

投稿者:   日時:12:52 | パーマリンク

「ニュージーランドの多文化共生教育に学ぶ」プログラムの様子

 教職大学院では,今年度,文部科学省の受託事業「国際協働プログラム」の採択を受け,「ニュージーランドの多文化共生教育に学ぶ」プログラムを実施してまいりました。
 本来は,ニュージーランドを訪問し,現地の学校・教育者等と交流する予定でしたが,新型コロナウイルスの影響の影響もあり,ビデオ会議システムZOOMを活用した交流や,国内の研究者を招いてご講義いただく等,様々な方法で実施しています。今回はそんなプログラムの一部の様子をご紹介いたします。

<12月5日(土) 13:15〜16:30>
中村浩子先生(大阪国際大学教授)をお迎えして,ニュージーランドの多文化共生についてご講義いただきました。
講義内容:ニュージーランドの多文化共生教育
1)ニュージーランドの多文化共生教育の理念,方策,実態,課題等について理解する。
2)学んだことの中から,自分の学校に生かせることを考える。

~院生の学びから~
 「質疑応答の時間に先生が「困ったときに親は助けてくれるか」というアンケートの結果を見せてくださった。ニュージーランドの順位は世界第5位くらいと高いことにも驚いたが,それ以上に日本の低さにも驚いた。」「日本でのコミュニティ・スクール制度を充実させていくには,ただ海外の真似をするだけではダメで,日本に合う形を探りながら周辺の制度を変革していくことも必要だと感じた。」「日常的な差別や偏見,気づいていないことが勤務校でもあるのではないか。」など勤務校での課題解決に活かせそうなヒントを得るなど現実的な学びに繋がっていた。

<12月12日(土) 10:00-12:00>
大阪教育大学教職大学院と東京学芸大学教職大学院,NZの教育者との交流
感染拡大状況を鑑み,全員,ZOOMでの開催となりました。

参加者: 東京学芸大学 院生 11 名 教員1名(福本みちよ先生),大阪教育大学 院生 10 名 教員4名,教育委員会指導主事3名 群馬大学 教員1名(高橋望先生) 通訳1名

講義内容
1)BOTについて(日本では学校協議会のような団体と考えます。)
2)New Zealand School Trustees Association(BOTの全国組織)について

 まず初めに,福本先生よりColin Davies氏とNZSTAの紹介がありました。

~紹介内容から~
 「BOTの92%がNZSTAに加盟をしている。NZSTAは,BOTから出てきた意見を集約し,政策立案などにも深く関わっている。また,BOTへの支援,研修など教育省に代わって業務を担っている重要な存在である。Davies氏は,NZSTAの代表を務め,人事,NZ内にある約10の支部に配置されているアドバイザーの統括などをしていた。現場経験はない。」

 その後,Davies氏より多数のスライドにより事前質問に対しての回答及び解説がありました。
 「BOTメンバーの民族別の割合は」に対して「NZ内の民族構成とほぼ同じである。」や,「校長とBOTとの関係について」では,「校長は,BOTの決定事項には従うものの日常的なことの裁量権があるため,時折BOTの決定事項との「緊張関係」がある。」など書籍では学びにくい生の状況を聞くことができました。
 東京学芸大学教職大学院の院生とグループディスカッションでは,更なるグループ代表質問や個人質問が浮かび上がり再度Davies氏へお聞きしました。
 「学校は保護者とどう関わっていくのか。なぜNZでは保護者が参画したいと思っているのか。」「NASTAがBOTに対してトレーニング(日本では研修会のようなもの)を提供しているとのことだが,その具体的な内容と受けている割合はどれくらいか?」など院生の立場からの質問もありました。すべてに快く最後までお付き合い頂きました。短い時間での交流でしたが会場はとても盛り上がり,まだまだ聞きたいことがある中,授業は終了しました。
ZOOMでの交流の様子

<報告会のご案内>
 プログラムに参加した現職教員院生たちが,プログラムを通して学んだことから,自身の所属校における学校改革案をまとめ,報告する機会として報告会を開催いたします。報告会の様子をビデオ会議システムZOOMで動画配信いたしますので,皆様どうぞ奮ってご参加ください。
 報告会の詳細・申込等については,以下の連合教職大学院ホームページをご確認ください。

【連合教職大学院HP・「ニュージーランドの多文化共生教育に学ぶ」プログラム報告会】

投稿者:   日時:17:40 | パーマリンク

実践課題研究の成果発表 ~学会発表へチャレンジ!~

 10月11日(日),休日の天王寺キャンパス西館には,令和2年度援助ニーズ教育実践コースM2現職養護教諭である藤嶋祥子さん,吉兼千尋さんが緊張の面持ちでパソコンの画面に向かう姿がありました。
 この日,日本養護教諭教育学会第28回学術集会(熊本県玉名市でのオンライン学会:学会長 九州看護福祉大学 古賀由紀子 氏)の2日目が開催されました。オンライン上には,全国から養護教諭の先生方や養護教諭教育に携わる方々などが集まり,院生らは学術集会の参加者の前で実践課題研究の一部について成果を発表しました。

藤嶋祥子さん

藤嶋祥子さん

吉兼千尋さん

吉兼千尋さん

 いくつかに分かれていた一般演題発表会場の内,院生らの会場には最大80名ほどの参加者がいらっしゃいました。題目や抄録から,事前に興味をおもちいただいていたのかもしれません。とてもありがたいことですが,発表者の緊張はますます高まります…。10分間のスライドを用いた口頭発表の後は質疑応答です。コースRMでの発表以上に,養護教諭の学問や実践に精通した方々からの貴重で重要な指摘をいただき,現職養護教諭からも発表内容への期待の声が寄せられました。また,院生の実践課題研究は,学術集会における別のプログラム実施中にも話題になったそうです。本学連合教職大学院における学校実習を通して取り組まれた実践課題研究の成果は,全国的に高い関心をもたらしたといえるのではないでしょうか。

発表画面

 このように,院生が実践課題研究の一部を学会発表するということは,至難の業です。現職教員としての業務と連合教職大学院でのカリキュラムの課題等に加え,ひたむきに努力を積み重ねてこられた証です。そして,実習校や関係者,ご家族など多くの皆様のご指導・ご支援,応援をいただき,成果発表をすることができました。この場を借りて御礼申し上げます。実践課題研究の成果が波及し,全国の養護教諭の先生方の実践を支えるひとつの知見になることを願っています。

 最後に,初めての学会発表にチャレンジしたおふたりの感想をお届けします。
 藤嶋さん「ご指摘いただけたことが,とてもありがたかったです。今は実践課題研究報告書を作成しているので,ご指摘いただいたことを生かしています。」
 吉兼さん「全国の養護教諭の先生方と意見交換したことで,自分の実践課題研究の意義を再認識することができてよかったです。」

投稿者:   日時:11:34 | パーマリンク

【院生ブログ】「校種・教科・年齢・経験」横断的な視点から広がる思考と視野 ~わたしが見つけた教職大学院の魅力〈その1〉~

 こんにちは。今日は,教職大学院の魅力〈その1〉についてお伝えしたいと思います。

 私には,「コレ」という専門教科はございません。大学院に来られる方の多くは,自身の専門となる教科を持っておられます。ですが,教職大学院では私のように専門教科がなくても,さまざまな教科・領域の専門について学べるチャンスがあります。もともと,教科等横断的な視点から研究をしたいという思いがあったので,『広領域』という領域があることに魅力を感じ,受験を決意しました。

 私は,この前期の授業で「カリキュラム・マネジメント」や「教育課程」といった必修科目だけでなく,「作曲」「合唱」「小学校英語」「工芸」というように多岐に渡る教科の専門的学びを得ることができました。専門的な学びに触れ,学びの地図をどんどん広げていくことは教師自身もすべきなのではないでしょうか。それが「社会に開かれた教育課程」の実現に繋がると考えています。

 自身の研究テーマに沿った学びと同時に「教育」の世界観を広げ,さまざまな切り口から「教育」をみてみることも面白いとは思いませんか?

教職大学院の魅力

教育実践力コース(身体と表現:広領域) 阪下真美

投稿者:   日時:22:52 | パーマリンク

教職大学院と公立中学校の共同研究チームで数学教材のAI実証研究

 大阪教育大学連合教職大学院と大阪市立築港中学校の共同研究チームが数学教材のAI実証研究を始めることになりました。
 この共同研究は,大阪教育大学連合教職大学院の院生が学校実習を行っていた築港中学校が,経済産業省のAI実証研究指定校に選ばれたことから始まりました。AI実証研究の事業主体は大阪市教育委員会です。

<研究体制>
 大阪教育大学連合教職大学院の上出吉則特任教授,連合教職大学院教育実践力コース1回生の南薗明希さん,大阪市立築港中学校の西本晃校長,堺春雄教諭らが中心となり,活動を行います。
<研究目的>
 AIソフトを活用した場合の生徒の学力の動向を調査研究することにあります。
<研究方法>
 放課後学習の時間を活用し,実際に中学校の生徒がAIソフトを活用し自主学習に取り組みます。その後,アンケート調査を行いその結果を分析する方法を採用します。
<研究計画>
 8月から放課後学習に関わる築港中学校の先生と南薗さんが機器の扱いに習熟し,9月から放課後学習の時間に生徒がAIソフトを活用した学習活動に取り組む時間を設定します。12月に最終のアンケートを実施する予定としています。その後,報告書および論文を作成し,学会での報告を計画しています。

南薗さんと西本校長【放課後学習:南薗さんと西本校長】

 途中経過や研究成果等については,RM(リフレクションミーティング)や連合教職大学院ブログ等で報告する予定としています。
 このような,教職大学院と学校現場である中学校との共同研究で,ICTを活用した今日的な教育課題の解決に向けての取り組みが,今後増加していくものと予想されます。今回の共同研究がその際の試金石になるものと思われます。

 タブレットを用いた自主学習【放課後学習:タブレットを用いた自主学習】

(文責:理数情報教育系 上出吉則)

投稿者:   日時:20:33 | パーマリンク

柏原キャンパスで令和元年度後期リフレクション・ミーティング(RM)を開催

 2月10日(月)13時から17時まで,柏原キャンパスにおいて後期リフレクション・ミーティング(RM)を開催しました。各教育委員会関係者や学校実習校の先生方も多数来られていました。また,来年度の入学予定者も先輩方の発表を見学されていました。平日のお忙しいところ,御来場くださり感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 後期RMは6つのグループに分かれ,1人につき15分(発表8分・質疑応答7分)での口頭発表形式で実施しました。主に,基本学校実習Ⅱの内容を省察するとともに,実践課題研究に向けて各人の研究テーマに対してどのように臨んでいくかを発表しました。


発表の様子

 また,全員が集まって振り返りを行いました。教員からは「論理的に説明できていた。研究等にかけた時間だけ内容も重みを持つ」「目的・課題・どう臨むかなど整理されて発表していた」などの励ましの言葉がありました。


振り返りの様子

 最後に,峯研究科副主任から今日の発表を振り返って,「今日的教育課題をテーマにしていた」「言葉の定義の見直しをする。」などの話があり,研究キーワードとしてデザインベース研究などの言葉をあげられました。


峯研究科副主任

 M1生の皆さんは,今日の学びを整理するとともに,今後の進むべき道を創造することが出来ましたか。
 これからも仲間と共に学び合い,そして,高め合い,研究的視野を持った実践力のある教員として,教壇に立たれることを願っています。 

投稿者:   日時:16:07 | パーマリンク

天王寺キャンパスで令和元年度後期リフレクション・ミーティング(RM)を開催

 2月1日(土)に天王寺キャンパスで,令和元年度後期リフレクション・ミーティング(RM)を開催しました。

 今年度前期と同様に,天王寺キャンパスでは,改組前の3コース(学校マネジメントコース・教育実践コーディネートコース・教育実践力開発コース)のM2生の『全体RM』,改組後の天王寺キャンパスの2コース(スクールリーダーシップコース・援助ニーズ教育実践コース)のM1生の『コースRM』として同日開催しました。

 午前中はM1生が,午後はM2生が,今年度の実践研究成果を学内外に向けて発表しました。各教育委員会関係者の皆様,実習先の先生方,修了生の皆様,そして柏原キャンパスで学ぶ院生をはじめ,今回も多数の参加がありました。お忙しい中ご参加いただき,誠にありがとうございました。

 平成31年4月改組により,昨年度に比べて今年度のRMは院生の人数が多くなり,午前中はスクールリーダーシップコースが口頭発表,援助ニース教育実践コースがポスター発表で実施しました。午後からのM2生の発表は,例年どおり口頭発表で実施しました。各発表会場とも院生の発表に対して活発な意見質疑等がなされていました。発表者には今日の学びを総括して,今後の実践研究活動に活かしてほしいと考えます。


スクールリーダーシップコース・M1生の発表の様子


援助ニーズ教育実践コース・M1生の発表の様子


M2生の発表の様子

 院生の発表後は,援助ニーズ教育実践コースは午前中,スクールリーダーシップコースとM2生は16:30から総括的な振り返りの時間を設けました。

 援助ニーズ教育実践コースの総括的な振り返りでは,院生同士でグループ交流会を行い,今年度の学校実習や講義を振り返って,これから取り組みたいこと等を共有しました。


グループ交流会の様子

 最後に,来賓として,実習校として関わっていただいている大阪教育大学附属平野小学校の四辻副校長から,「院生同士の温かい雰囲気は子どもたちと向き合う時にも必要なので大切にしてほしい。また,子ども・教員・学校組織・地域社会といった多面的・多角的な視点での援助ニーズを意識して,これからも学びを積み重ねてほしい。」とご講評をいただきました。


大阪教育大学附属平野小学校 四辻伸吾副校長

 スクールリーダーシップコースとM2生の総括的な振り返りでは,大阪府・大阪市・堺市の各教育委員会の来賓の方から,2年間の学びをぜひこれからの学校現場で活かしてほしいという熱いエールを院生に送っていただきました。


来賓の教育委員会の方々
写真左:大阪府教育センター小中学校教育推進室 山下欣春室長
写真中央:大阪市教育センター教育振興担当専門研修企画グループ 長谷川光洋総括指導主事
写真右:堺市教育センター 谷野敏子所長

 また,各コース長からは,スクールリーダーシップコースM1生の総括,M2生全体の実践課題研究に対する総括とM2生の3コースにおけるコース優秀者の発表がありました。

 最後に,木原研究科主任からは本日のRMが盛会であった御礼と合わせて,M1生に対しては「それぞれの発表では1人称の語りができていた。次は課題解決に向けて子どもたちの良さにも思考を巡らせてほしい。」,M2生に対しては「扱っている内容が新しい教育課題に応じている。実践研究としての積み重ねの価値も見られた。今年は質的量的やルーブリックなど評価の可視化に特徴があった。」「修了後も切り口を変えながら実践研究を続けてほしい。」などの言葉があり,院生も熱心に耳を傾けていました。


木原研究科主任

 なお,本年度のコース優秀者の3名の方には賞状を贈り,それぞれの実践研究成果についてプレゼンテーションを行ってもらいました。


写真左:学校マネジメントコース 平野裕一さん
写真中央:教育実践コーディネートコース 平山いづみさん
写真右:教育実践力開発コース:林篤寛さん

 M2生の皆さんは連合教職大学院を修了され,未来を担う子どもたちを育てる教育現場において,日々過ごされると思います。2年間の学びを糧として,修了してからも自ら「学び続ける教員」として,ご活躍をされることを祈念しています。

投稿者:   日時:11:56 | パーマリンク
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