5月25日(土),大阪教育大学天王寺キャンパスにおいて2019年度の「エビデンスベースの学校改革」研修プログラムの第1回が実施されました。
この研修は,昨年度に独立行政法人教職員支援機構より受託事業の助成を受けて開始されたもので,大阪市教育委員会と連携して実施するものです。昨年度の成果をさらに向上・持続的なものとするべく,昨年度の研修参加校を引き続き主な対象としながら,より高度な研修を開発・実施することを目的としています。2019年度は大阪市内の小・中学校から24名の教員が受講されます。
第1回となる今回の研修では,『「データ」に基づいて今年度の取り組みについて考える ―「データに基づく意思決定」を実現するために―』というテーマで,昨年度の取り組みを振り返りつつ,現状の課題の整理を行い,最終的には今年度の行動計画を作成しました。
大阪市教育委員会との協力で設置している「大阪市教員養成協働研究講座」の教員も参加し,受講生同士の議論の場に示唆を与えられ,活発な意見交換となっていました。
また,今回は本学初等教育講座の野田 航准教授のご協力のもと,エビデンスに基づく学習指導に関する講義で研修の内容をさらに深めました。
受講生は今後も複数回の研修を重ね,持続的なシステムとできるよう取り組んでいきます。今年度は8月21日(水)に公開研修会として,研修受講生からの取り組みに関する報告会も予定しています。