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本日は,授業科目『教師力と学校力』の1コマについて。
『教師力と学校力』は,コース共通の選択科目です。 M2生を対象とした講義で,この2年間の学びについて振り返り,今後の教員としての役割について考えていく取組みをすすめています。 これまでは,自身のライフヒストリーを描いてみたり,大学院で学んだことを振り返ったりしてきました。
第4回目,5回目においては3名のゲストティーチャーに来ていただき,学部卒院生と現職教員院生をわけて活動しました。 学部卒院生は,教職経験約10年の現場の先生方に,大学院での学びを説明し,質疑や感想をいただきました。また,ゲストティーチャーから,これまでの教職における経験談を聞き,今後学校現場に出たときに何が求められるか,自分を学ぶ環境に置くにはどうするかなど,熱のこもったメッセージを頂いたり,議論をしたりしました。
一方,現職教員院生は,「学び続ける教師」に関する先行研究を振り返り,今後の学校教育に求められる「学び変える」事のできる教師像の意味について確認しました。また,自らの教師キャリアを振り返り,自分にとっての分岐点や社会的な位置づけを分析することで,「学び変える」事のできる教師としての自己について考察しました。
これらの取組みに基づき,次回の講義においては,これまでの学びを総括し,修了後にどのように自分を成長させる環境に身を置くか,現場でどのようなアクションを起こしていくかについて,明確化してもらう予定です。
年末のお忙しい中に本学にお越しいただいた,関西学院大学の時任先生,大阪府立貝塚高等学校谷先生,豊中市東丘小学校高橋先生に感謝申し上げます。