こんにちは!教育実践力コースM2生の井上と申します。
本日は教職大学院の学校実習について,お伝えしたいと思います。
〈教職大学院における学校実習の特徴〉
<特徴1> 2年間という長いスパンで行なう
学部での教育実習が約1か月という凝縮された期間の中で,毎日行われるのに対し,教職大学院の学校実習は,教育実践力コースでは主に6月~8月,10月~12月の間,断続的に行われ続けることになります。そしてこれが2年間にわたります。
このような形式によるメリットは,
・長い目で子どもたちの成長を見取る事が出来る
・長期的な働きかけを必要とする研究を行うことができる
・学年をまたぐという経験が可能である
など,様々に挙げることができます。
例えば,ストレートマスターにとっては現場に出る前に,2年間を通した大きな流れを経験できること,現職で入学される方にとっては断続的に行われることによる余裕を持った働きかけが出来るという点などが特に良さとして挙げられるでしょうか。
<特徴2> 理論と実践の往還
先ほど,教職大学院の実習は断続的に行われると書きましたが,それによって生まれる間の時間が理論と実践の往還を可能にしています。
講義や研究によって学んだ理論を,実習に臨むことで実践する。
→実習から戻り,実践で明らかになった成果・課題を理論の観点から検討する。
→実習に臨む。
このようなサイクルを2年間繰り返しながら,自らの学びを深めていくことができます。私自身,このようなサイクルが「理論」と「実践」の両方の質を高めているように感じます。
さて,長くなってしまったので本日はここまでにしたいと思います。
短く伝えるのは難しいですね。また次回お会いしましょう。