11月16日(土),天王寺キャンパスにおいて「教員養成共同研究コミュニティフォーラム2019」を開催いたしました。
これは今年度より始まりました大阪府・大阪市・堺市との連携事業である「教員養成共同研究コミュニティ研究会」の第4回目にあたるものです。今年度は,各自治体で作成された教員の育成指標を今後どのように活用していくかをテーマにフォーラムを開催しました。
会場には総勢140名を超える方々にご参加いただき,連携自治体関係者だけでなく,連携自治体以外の大阪の教育行政に関わる教育関係者も多く,中には遠方の教育関係者の方もお見えになりました。
まずはじめに,本学の和田良彦副学長による挨拶で始まり,育成指標に関する有識者として独立行政法人教職員支援機構次世代教育推進センターの大杉昭英センター長をお招きしご講演いただきました。大杉センター長からは,『「育成指標」活用の現状と課題』というテーマで,育成指標の内容・活用,育成指標に対応した研修の効果測定などについてお話を頂きました。
和田良彦副学長
独立行政法人教職員支援機構次世代教育推進センター 大杉昭英センター長
その後,連携自治体の大阪府・大阪市・堺市からの育成指標の概要報告があり,本学からは連合教職大学院の学位プログラムと育成指標との関わりについて説明がありました。
(左上)大阪府,(右上)大阪市
(左下)堺市, (右下)本学
フォーラムの後半では,育成指標の活用についての事例報告を(1)行政研修における活用(教諭),(2)行政研修における活用(管理職),(3)学校における活用という3つの分科会に分かれて行いました。分科会では教育関係者から多くの質疑があり,活発な意見交換が行われました。
(1)行政研修における活用(教諭)の発表者
(2)行政研修における活用(管理職)の発表者
(3)学校における活用の発表者
※すべて左から,大阪府,大阪市,堺市の発表者。
分科会後,全体会として各分科会での報告を行い,参加できなかった分科会の情報を共有しました。
最後に,本学の森田英嗣理事・副学長の挨拶で閉会しました。
参加された方からは,「大阪府,大阪市,堺市で比較ができ,参考になった。」「様々な立場,地域の方々と交流,情報交換ができて良かった。」「分科会で具体的な活用事例を聞いて,イメージが膨らんだ。所属校でも活用できるよう考えていきたい。」などの声が寄せられました。今後もこの事業を続けることで大阪の教育の発展に貢献していきます。