教職大学院では,1回生で基本学校実習I・基本学校実習II,2回生で発展課題実習I・発展課題実習IIと,2年間で4回の学校実習があります。教育実習では教科の授業に集中することがほとんどだと思いますが,学校実習では,教育実習では見えなかった学校の裏側に関わることもできます。
学校実習では,院生1人に実習校で指導していただける先生(実習校等指導責任者)がつき,その先生と連携しながら実習を進めていくことになります。私の場合は,その指導責任者の先生が担任をしている学級を担当学級としています。
学部卒院生である私の学校実習でのある1日です。
時刻・時限 |
実習の内容 |
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4限目 |
授業の振り返り,改善点の洗い出し |
7:45 |
出勤
その日の業務の確認 |
昼休み |
給食 |
7:55 |
挨拶運動 |
5限目 |
授業 |
8:25 |
朝学活(担当学級) |
6限目 |
授業観察 |
8:30 |
職員朝礼 |
授業後 |
終学活(担当学級),清掃指導 |
1限目 |
授業準備(プリント印刷等) |
16:00 |
学年会議(学年行事の打ち合わせも含む) |
2限目 |
授業(大学教員による参観) |
17:30 |
次の授業実践の打ち合わせ |
3限目 |
授業 |
18:00
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退勤
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どんな授業を行うことができるのかは実習校によって異なってくるかと思いますが,私の場合は,指導責任者の先生と授業のスケジュールを調整して,これまでに何度か1コマ完結の授業を行わせていただきました。この日は,同じ授業を3クラスで行い,2限の授業では教職大学院でご指導いただいている主指導教員の先生に参観していただきました。
学年会議や職員会議等には,実習日と重なっていれば参加させていただいています。学年運営や学校運営について,現場の先生方の実際に関わることができるのは,学校実習の大きなポイントです。
今回は学校実習の一例を紹介しました。出退勤の時間が変わったり,午前中だけ実習を行ったりと,学校実習の実施形態は院生と実習校とで調整します。
やはり,1日を通して現場の先生と同じように動くというのは,教員を目指す者にとってはとても勉強になります。