【院生ブログ】令和2年度大阪教育大学学生プロデュース採択企画「あおぞら陶芸教室」について

 本年度,「令和2年度大阪教育大学学生プロデュース採択企画」として「あおぞら陶芸教室-陶芸教室から学ぶ図画工作-」を企画しました。
 このあおぞら陶芸教室は,参加した学生が「陶芸教室を通して創造性を養い,創ることを楽しむ心や陶芸制作における知識と技術を身に着けること」「実際に自分が作ったものを使うという過程から,工芸の文化への親しみを持ち,日常生活にある美術や工芸に関心を持つこと」「釉薬の色の変化や粘土の収縮率など,他の知識と関連させることで実技科目を活かした横断的な授業の可能性を考えること」に少しでもつながればいいなと思い,新型コロナウイルスへの感染対策を徹底して行ったうえで大学院生1名と学部生3名で実施しました。
あおぞら陶芸教室

 10月17日(土)は紐づくりによるコップ制作と自分の体を使ってのお皿制作とを行いました。簡単に陶芸について説明をしたあと,頭やひざ,腕など自分の体を使って型を取ったお皿づくりと紐づくりによるコップや器を制作しました。
10月17日の活動の様子

 10月31日(土)は簡単に釉薬の説明をした後に,800度で素焼きした作品に釉薬掛けや陶器用絵具を使って絵付けで装飾を施しました。
10月31日の活動の様子

 11月7日(土)には,参加者の学生たちが作品に込めた思いや意図をまとめて冊子にしたものを配布し,出来上がった作品の鑑賞と作品返却を行いました。また,最終日として,次年度以降の活動に活かすため,アンケートを実施しました。
アンケートの結果

 実施したアンケート結果では,「グループごとにもっと交流があればさらによくなる」という意見から,同じ机で活動する学生同士は言葉を交わす機会があったが,他のグループと交流する機会は少なかったと反省し,グループごとの交流を図ることができる工夫を考えていきたいと振り返りました。
 「先輩方(陶芸教室構成員)の作品や制作に関するものも見てみたい」というアンケート結果より,陶芸,図画工作の自由に創ることの可能性を指し示すことにおいても器以外の作品の紹介や,来年度の活動に含めても面白いと考え,今後検討していきたいと考えました。
 また,アンケートでは知識が身につかなかったという回答もあったことを真摯に受け止め,より分かりやすい資料やパワーポイント,動画を作っていく必要性を感じました。
 あおぞら陶芸教室は本来,学外の子どもに向けて実施を考えていました。しかし新型コロナウイルスの中で実施が難しいと判断し,今回は学内で将来教員を目指す学生たちに陶芸に親しむ機会を持ってもらいたいということで感染対策を徹底したうえで実施いたしました。もし,来年度学外での実施が可能であれば学外での実施を検討していきます。

 今回の活動の成果は,1月20日(水)にオンライン(Zoom)にて開催した令和2年度「学生プロデュース」報告会にて報告いたしました。報告会の様子は,学生の主体的な活動を支援する「学生主体セミナーに関する事業実施WG」の構成大学である京都教育大学,奈良教育大学にも配信しました。
 この報告会では,アンケートや振り返りを毎回の活動ごとに行う事で,より学びがより深まるのではないかとご意見をいただきました。来年度の活動で活かしていきたいと思います。
 また,他大学の報告会参加者からは,学生が窯の使い方を学べていない,窯で作品を焼く際に作品が手元を離れてしまうのはどうなのか,備前焼にしたら作品が手元を離れないのに,そのあたりの詰めが甘いのではというご意見もありました。大きな目的としては参加者が楽しむこと,知識・技術を身に着けること,美術や工芸に関心を持つこと,科目横断的な授業を考える手立てとすることでした。専門的な知識よりも,まずは触れてもらう事で学生に楽しさを感じてもらう事,興味を持ってもらう事に重点を置いていたため,今後どうするかは,構成員で振り返りを行い,来年度以降の活動にもいかしていきたいと思います。

投稿者:   日時:13:39 | パーマリンク

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